企業のサステナビリティ情報開示に対する要求水準は年々高まっています。国内ではSSBJ(サステナビリティ基準委員会)やGXリーグ(GX-ETS)による基準策定に伴い、企業は環境・社会に関する非財務情報の開示充実が求められています。また欧州のCSRD(企業サステナビリティ報告指令)や米国SEC(証券取引委員会)の気候開示規則案など、グローバルでも非財務情報へ第三者保証を要求する動きも進んでおり、開示情報の信頼性確保が経営課題となっています。
こうした中、投資家や取引先をはじめとするステークホルダーは企業の開示するサステナビリティ情報に対し、独立した第三者による検証・保証が行われているかを重視し始めています。第三者による検証・保証は、企業のESG情報への信頼性を高め、評価機関からの評価向上やレピュテーション強化につながります。
しかし、多くの企業では情報収集・算定プロセスの整備や内部統制の構築、初めての保証取得に向けた準備などに課題を抱えているのが現状です。当社はGXリーグ登録検証機関として、こうした課題を解決し、信頼性の高いサステナビリティ情報開示を実現するための保証業務を提供しています。

第三者保証 >>
温室効果ガスデータ等やサステナビリティ報告書等の検証・保証業務全般に対応します。
国内外の規定・ガイドラインにも精通し、適切な基準を適用した保証報告書を発行します。あらゆる開示スキームに対応可能です。

研修 >>
経営層から実務担当者まで、サステナビリティに関連する研修プログラムを提供します。
お客様のご要望に応じた個別カスタマイズされた研修も可能であり、専門性の高い知見を取り入れる場としてもご活用いただけます。
当社の提供価値
ISAE3000(ISSA 5000)やISO14064など国際基準に準拠し、お客様の目的に適した保証範囲・レベルで検証を実施します。契約前から目的や現状課題を丁寧にヒアリングし、適切な基準を適用することで、保証業務を実施します。国内外の規定・ガイドライン(GHGプロトコル等)にも精通し、幅広い開示スキームに対応可能です。
大手監査法人が用いる共通ツールに依存せず、国内制度と国際監査基準双方の要求を踏まえた自社メソドロジーと検証ツールを運用します。これにより、独立性と厳格さを維持したまま、効率的かつ適時に検証を完了させることで、報告期限に向けた手戻りの最少化を実現します。
当社は経済産業省主管のGXリーグの登録検証機関です。合理的保証をはじめとする高水準での温室効果ガス排出量検証にも対応可能です。

サステナビリティ領域で豊富な経験を積んだ有資格者を中心に検証業務を遂行します。第三者保証業務に必要な専門知識を社内研修で平準化し、常に高品質な価値提供を担保します。検証後も継続的に国内外のサステナビリティ情報をアップデートし、お客様へ必要に応じ最新の知見を提供するなど、長期的な伴走を実施しています。
保証実績
プライム上場企業を中心に、幅広い業界で保証業務実績がございます。
下記は一部抜粋となります。
大手電力業
組織範囲
国内連結子会社
保証対象情報
Scope1、Scope2
効果
GXリーグ排出量報告へ向けて限定的保証を実施。報告に向けた効率的な集計・算定が実現した。
大手化学メーカー
組織範囲
国内外連結子会社
保証対象情報
Scope1、Scope2、Scope3(Cat1)
効果
外部評価向上を視野にCDP回答に向けた検証を実施。一度の検証で複数の外部評価寄与を実現した。
大手機械メーカー
組織範囲
国内外連結子会社
保証対象情報
Scope1、Scope2、Scope3
効果
サスレポ及び、ローン実行時の基準年、実施後の検証を実施。統合審査による効率化を実現した。