SSBJがサステナビリティ開示基準の公開草案を公表

サステナビリティ基準委員会(SSBJ)は、第33回サステナビリティ基準委員会において、サステナビリティ開示ユニバーサル基準及びサステナビリティ開示テーマ別基準の公開草案の公表を承認をうけ、3月29日にサステナビリティ開示基準の公開草案を公表しました。

SSBJは国際的なサステナビリティ開示基準の開発を目的とするISSBが設立されたことを受け、国際的なサステナビリティ開示基準の開発への意見発信や国内基準の開発を行うため、2022年7月1日に設立された日本の財務会計基準機構の内部組織です。

SSBJが国際的に整合性のあるサステナビリティ開示基準を開発するにあたり、グローバル・ベースラインとされるIFRSサステナビリティ開示基準と整合性のあるものとすることが有用であると考えられたことから、IFRS S1に相当する基準及びIFRS S2に相当する基準の開発に取り組むこととし、過去33回の委員会を通じて検討を実施してきた経緯があります。

今回公表された基準は、サステナビリティ開示ユニバーサル基準公開草案「サステナビリティ開示基準の適用(案)」、サステナビリティ開示テーマ別基準公開草案第1号「一般開示基準(案)」、サステナビリティ開示テーマ別基準公開草案第2号「気候関連開示基準(案)」の3草案です。

SSBJは今後、2024年7月末日までに本公開草案に対するコメントを求め、2025年3月末日までに草案を確定させることを予定しています。

サステナビリティ基準委員会がサステナビリティ開示基準の公開草案を公表
https://www.ssb-j.jp/jp/domesticstandards/exposuredraft/y2024/2024-0329.html

この記事を書いた人

製造業/技術部門にて、水処理関連事業、ISO規格の環境監査を中心に従事。環境負荷、サーキュラーエコノミーに関する専門性を有する。

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