西平 美侑– Author –

大学在学中にオーストリアでサステナブルビジネスを専攻。 日系企業のマネージングディレクターとしてウィーン支社設立、営業戦略、社会課題解決に向けた新技術導入の支援など戦略策定から実行フェーズまで幅広く従事。2024年よりSSPに参画。慶應義塾大学法学部卒業。
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【サステナビリティ・リンク・ボンド】仕組み・KPI設定と実務ポイント
CO2削減率などKPI達成度に応じて金利が変動するサステナビリティ・リンク・ボンド/ローン(SLB/SLL)は、2019年の社債を嚆矢に急拡大し、使途自由型サステナブルファイ... -
【グリーンボンド】概要・活用事例・基準の解説
1. グリーンボンド/ローンの概要と意義 グリーンボンドとは グリーンボンドとは、資金使途を再生可能エネルギー、エネルギー効率化、クリーン交通、汚染防止、自然資源... -
【排出量取引】第2フェーズ設計の更新―令和7年7月経済産業省 委員会を受けて
2026 年度に義務化が始まる GX-ETS(排出量取引制度)は、2024 年12 月の「GX実現に資する排出量取引制度に係る論点整理(案)」で大枠が示されました。その後、政府は ... -
【トランジション・ボンド】定義・特徴・国際枠組みと課題
https://susstap.co.jp/seminar/2539/ 1.トランジション・ボンド/ローンの定義と特徴 トランジション・ボンドとは、一般的に「グリーンボンドの基準に適合しないものの... -
【一次データ】Scope3におけるサプライヤーとの効果的なコミュニケーション戦略
企業のサステナビリティ担当者にとって、サプライチェーンからの一次データ提供を引き出すことは、温室効果ガス(GHG)Scope3排出量算定の精度向上に不可欠な課題です。... -
【一次データ】第三者保証で高めるScope3排出量算定・開示の精度
https://susstap.co.jp/seminar/2618/ 1.Scope3算定における一次データの定義と重要性 一次データとは、サプライヤーから直接提供される、実際の活動量や排出量に基づく... -
【建築 LCA】LCA・CFP算定必須化制度の背景と目的
https://susstap.co.jp/seminar/1853/ 1.建築物のライフサイクルカーボン削減に向けた取組 図は世界のCO₂排出に占める建築物関連の割合を示しており、建築物分野は世界... -
【TNFD】実務活用ガイド LEAP手法と企業戦略
2023年9月公表のTNFD v1.0は、ガバナンス・戦略・リスク管理・指標目標の四柱を基盤に、企業の自然資本への依存・影響を可視化・開示する国際枠組みです。LEAP手法によ... -
【TNFD】初年度のステップと次年度以降のロードマップ
2023 年の最終勧告公表を機に、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)への対応は「いつかやる」から「今すぐ着手すべき」経営課題へと一気に格上げされました。し... -
【TNFD】財務における自然関連リスクをどう開示するか
気候変動に続き、企業価値を左右する「自然関連リスク」が資本市場の新たな焦点になっています。TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)は、こうしたリスクを財務... -
【TNFD】LEAP手法におけるTNFD対応のための4ステップ
TNFDの推奨するリスク評価プロセスの中核にあるのがLEAP手法です。LEAPとは各段階の英語の頭文字をとったもので、「Locate(場所の特定)」「Evaluate(評価)」「Asses... -
【TNFD】企業のための基本ガイドと最新動向
TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)は、気候変動リスクの情報開示を促進したTCFDにならい、自然資本や生物多様性に関するリスク・機会の情報開示を促すグロー...
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【排出量取引】第2フェーズ設計の更新―令和7年7月経済産業省 委員会を受けて
2026 年度に義務化が始まる GX-ETS(排出量取引制度)は、2024 年12 月の「GX実現に資する排出量取引制度に係る論点整理(案)」で大枠が示されました。その後、政府は ... -
【排出量取引】義務化とその展望―GXリーグ第2フェーズとは?
GXリーグの排出量取引制度(GX-ETS)は、2026年度から本格的な義務化フェーズである「第2フェーズ」に移行します。第1フェーズの試行期間(2023年度~2025年度)を踏ま... -
【SSBJ】TCFDとの差異について詳細解説
SSBJ基準は、国際基準(IFRS S1・S2)との整合性を強化し、日本企業のサステナビリティ開示を世界標準に引き上げることを目的に改訂されます。TCFDからの主な変更点とし... -
【第三者保証】ISO 14067 製品カーボンフットプリント管理の国際基準
ISO 14067は、製品のライフサイクル全体にわたる温室効果ガス(GHG)排出量を評価し、報告するための国際標準規格です。この規格は、企業や組織が製品のカーボンフット... -
【SBT】SBTi Corporate Net-Zero Standard v2.0ドラフト解説
2025年3月に公表された「SBTi Corporate Net-Zero Standard Version 2.0 - Consultation Draft」(以下、本ドラフト)は、気候変動対策に取り組む企業にとって非常に重... -
【CSRD】CSRDに基づくグローバル大手企業の開示事例とその特徴
EUが制定した企業サステナビリティ報告指令(CSRD)は、従業員500人超の上場企業など大企業に対し、2024年度(2025年報告)から環境・社会・ガバナンス(ESG)情報の包... -
【CSRD オムニバス法案】2025年2月におけるCSRDの簡素化とは何か
CSRDの簡素化は、企業のサステナビリティ報告に関する負担軽減を目的に、欧州委員会が提案した制度見直しです。報告義務の対象を大企業に限定し、中小企業の負担を削減... -
【CSRD】制度の基本と適用対象について詳細を解説
CSRD(企業サステナビリティ報告指令)は、EUが策定した企業に対するサステナビリティ情報開示の義務化制度です。従来のNFRDより開示基準を詳細化し、情報の比較可能性... -
【SBT】Scope 1, 2, 3の完全ガイドと実務対応
Science Based Targets (SBT) は、企業が温室効果ガス排出削減目標を科学的根拠に基づいて設定するための国際的なイニシアチブです。パリ協定で定められた「産業革命前... -
【SSBJ】サステナビリティ情報の保証とは?SSBJが定めるルール
サステナビリティ情報の信頼性確保の重要性が高まり、企業の開示データに第三者保証を付与する動きが加速しています。特にISSA 5000が国際的な保証基準として整備され、... -
【第三者保証】ISAE 3000 保証業務の汎用基準
ISAE 3000(International Standard on Assurance Engagements 3000)は、財務情報や非財務情報を含む幅広い保証業務に適用される国際基準です。 国際監査・保証基準審... -
【Scope3】カテゴリー1~8の詳細解説と排出量計算方法
Scope3のうち、サプライチェーン上流(アップストリーム)に分類されるカテゴリ1~8について解説します。これらは企業が調達・利用する製品やサービスに関連する排出で...